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【10%OFF】オラテラ2本セット
感情と魂に響くワイン『オラテラ』の味をお得にお楽しみくださいませ!
【セット内容】
1.オラテラ マーティンボロー シャルドネ
https://www.scwines.com/items/112328097
2.オラテラ マーティンボロー ピノノワール
https://www.scwines.com/items/112328421
果実の表現を超えて静かに深く
感情と魂に響くワイン
『オラテラ(黄金の大地)』は、ウィルコ・ラムを中心とした6人が創業した新たなワイナリー。彼らは元々マーティンボローのカルトワインとして名高い「ドライリバー」を生み出すチームでした。2022年のドライリバー売却を機に、6人がチーム一丸となって自らのワイナリーを創業することを決意。この地で長く深く根を張り生活してきた彼らは、マーティンボロー・テラスの歴史あるヴィンヤードを取得しました。オラテラのアプローチはワインに個性をもたらす混沌と生命力を受け入れること、そして押さえ込むことなく生み出すワインには、驚きや魂、エネルギーを感じることができます。葡萄品種の固定観念を打ち破り、「型」ではなく「個性」を追い求めることを大切にしています。手作業で非常に少量生産のオラテラは、現在はNZ国内の会員向けに割り当て販売され、極少量を海外へと輸出し始めました。
オラテラでは現在3つのヴィンヤードを管理しており、いずれも長年活動の拠点としてきたマーティンボローでの人とのつながりを通じて巡り合った畑です。使用するブドウはすべて自社管理畑のものに限定し、オーガニックを基本に、ビオディナミの思想と実践を取り入れた栽培を徹底しています。畑はいずれもマーティンボロー・テラスに位置し、「マックリーナー」「ラ・ベルヴィー」「アレクサンダー」と呼ばれています。共通する特徴は、川由来の砂利が深くまで堆積した土壌で、表土の厚さにはばらつきがあり、一部に粘土が混じります。保水力と養分は低いものの、ミネラルに富み、ブドウの樹に過剰な成長を促さない、マーティンボローらしい厳しさを備えた畑です。
オラテラのワイン造りは、畑での考え方をそのままワイナリーへ持ち込むことから始まります。健全な土壌と生命力のある畑こそがワインの質を決定づけるという思想のもと、醸造においても人為的な操作は極力抑え、自然なプロセスを尊重しています。すべてのワインは野生酵母による自然発酵で、培養酵母は一切使用しません。発酵は畑とワイナリーに存在する微生物の働きに委ねられ、仕上げも無濾過・無清澄です。添加物は最小限に抑えられ、亜硫酸の添加も瓶詰め直前だけで極少量のみ行われます。
オラテラが目指しているのは「果実を超える」ワイン造り。それは「飲んだ瞬間に品種が分かるワイン」ではありません。果実味や典型的な品種香を前面に押し出すのではなく、質感や構造、奥行きを重視したスタイルを追求しています。特にシャルドネにおいては、ブルゴーニュ的な理想像を再現することではなく、ニュージーランド、マーティンボロー、そしてオラテラという場所そのものを表現することを大切にしています。香りで即座に理解されるワインではなく、飲み手が一度立ち止まり、口中で考え、感じ取る余白を持つワイン。それがオラテラの考える完成形です。
すべてのワインは樽熟成されますが、樽の風味を与えることが目的ではありません。主に500リットル以上のパンションを使用し、シャルドネでは1000リットルの大樽が中心となります。大樽による穏やかな酸素供給によって、ワインは時間とともに自然に成熟していきます。シャルドネにはフレンチオークではなく、スイス産オーク(ストッキンガー)を使用しています。フレンチオークに見られるトースト香や甘さではなく、酸とタンニンの間を埋めるような、口中を満たす質感をもたらすのが特徴です。この考え方は、ウィルコが強く影響を受けたアルザスのワイン哲学とも重なっています。
オラテラでは瓶詰めを急ぎません。早い段階でスタイルを固定してしまうことを避け、ワインが自らの方向性を見つけるための時間を与えます。その結果として生まれるのは、タンニンに支配されることのない、柔らかく立体的で静かに余韻が続くワインです。果実はあくまで出発点であり、ゴールではありません。土地、栽培、時間、そして造り手の意思が溶け合った先にある表現こそが、オラテラらしい、果実を超えて静かに深く、感情と魂に響くワインなのです。







